lalarey’s diary

シングル働きながら認知症の両親を在宅介護しています。

徘徊の果てに警察に確保

先月のある日のこと

仕事が休みでせっせと家事をやっていた。

玄関にスーッと何か気配を感じたが、忙しかったのでまっいいか・・・

少しして気が付いたら母がいなかった!

あ~またか・・・

以前は、いなくなるたびに焦って泣きそうになりながら必死に探しまくったが、今ではまたか・・・となってしまった。

探しても見つからないし、何ならもう二度と帰ってこなければ・・・なんて気持ちも正直少しはある。

居なくなって3時間ぐらいが経った。そろそろ日が暮れてくるのでさすがに心配になってくる。

暗くなるとやばいかも!だんだん焦ってくる。

バックの中に住所・電話番号を記載した紙を入れてあるから、いつもならご親切な人にタクシーに乗せてもらって帰ってくるのだが・・・

警察に連絡してみようかと思ったちょうどその時、○○警察ですが○○さんはお母さまでしょうか?娘さんですか?○○で確保しました。お連れしますと連絡があった。

確保しましたってなんだか犯罪者みたいだ‼

とうとう警察にまでお世話になってしまうとは・・・

外で待つこと30分以上。パトカーで帰宅。慌てて駆け寄ると、お財布を出していくらですか?だって!!

タクシーでないからお金はいりませんよ!って警察官に言われていた。

確保場所からすると、1時間以上歩き続けていたようだ。

どこに行ってたの?って聞いてもわからない。認知症なんで追及したところでなんの解決にもならない。

そうだ!GPSをつけようと思いついた。早速ネットで検索。

靴に埋め込める小型のもので、スマホで現在の居場所がわかるという優れものがあった。お値段は我が家にしては高価だが、介護保険が使えるようだ。

よし!これだ!と思い翌日ケアマネさんへ連絡。しかし、調べてもらったら住んでいる地域では介護保険適応はできないと・・・何てこと⁈

仕方ないのであれこれと、これに代わるものを探したがなかなか価格的に難しかった。

認知症の徘徊がある家庭ではどうやっているのだろうか???

そりゃ、お金があればほとんどのことは解決できる。世の中お金。第三者の手を借りるのもお金。

お金があれば両親一緒に老人ホームへ今すぐにでも入れられる。

二人一緒に入れられないから在宅介護なのだ。いつまで続くのか先の見えないトンネルに入ってしまっているようだ。

 

本当に大切なのはお金で買えないものなんだけどね!