特養の真夏の夜のホラー!
特養に転職して早3週間。
とある遅番の夜のできごと。
OJTで先輩とご利用者様のおむつ交換をしていた時、なんだか叫び声が聞こえた。
あっ、なんか叫び声がしたのでと先輩に言うと、ちょうどテレビで介護の番組をやっていて、気のせいだよと言われ、そっかと見に行くのをやめておむつ交換を教えていただいていた。
そうしたら、あるご利用者様(自立の方)が慌てふためいて助けを求めてきた。
テレビを見ていたら知らないおばあさんが足元にいるのー!!
え???怖がる利用者様と手をつないでお部屋に行くと、他の利用者様がちゃっかりその方のベットに布団をかぶって寝ていた!!
なんで?いつの間に?へ???歩けないのに!
その部屋のご利用者様は、泣きそうになりながら私のベットに寝ている!!もう無理
ここでは寝られないと・・・
すぐにほかのお部屋を準備しますと言って、ひとまずフロアーにお連れして荷物を移動し始めようと思って先輩とお部屋に行くと、侵入して寝ていた利用者様がベットから落ちたのか床にうずくまっていった。さっきまで人の部屋のベットで寝ていたのに!この方はとても速い四つん這いで進まれる方で、不謹慎なんだけどまるで貞子のよう。侵入された利用様は本当に怖かっただろうなと思う。あの叫び声は気のせいではなかった。
額にでかいたんこぶ!先輩は、あー事故報告だ~やだーと・・・
すぐにクーリング・バイタルはかり、ボディチェック・・・連絡・・・
その間に私は部屋の移動をして・・・とそしたら別の部屋のご利用者様がお部屋の車いすに放尿・便失禁!!え~~なんでこのタイミングに?靴もうんちまみれだ!軟便だ!
先輩はたんこぶの利用者様に付きっきりだから、放尿便失禁に大丈夫ですよ、となぐさめながらさっさと着替えと清掃を済ます。
先輩がずっと怒鳴り散らしていて一番うるさかった。
OJTで一人でなくて良かったなんて思いながら、なんだかカオスな状況がおかしくって笑いをこらえるのがせいいいっぱいだった。
あっという間の遅番が終了したが、忘れられない体験だった。
事故記録も初めて作成した。
放尿便失禁の方は、翌日から2階の特養のユニットに入居された。かまってちゃんで何かと手をかけていたのでちょっと寂しい。
これからもっと予想しないことが起こるのかな?
両親の介護は、まだまだ楽なことに感謝。
介護職に転職してから心に余裕ができたように思う。