lalarey’s diary

シングル働きながら認知症の両親を在宅介護しています。

二度とボンゴレはだしません!

毎日毎日朝昼晩の両親の食事の準備って、正直めんどくさい。

子供たちが小さい頃は、おいしいからもっと食べたい、また同じの作ってね、とか

リクエストもあり、子供の喜ぶ顔が幸せで楽しかったけど、高齢者の食事は苦痛でしかない。特に両親は、まずいと残す。おいしいと完食する。ご飯はやわらかめの炊きたて、味は濃いめ、硬いものは噛めない、食べたことないものはあまり食べない。好物はお刺身・カニ。などなど気を遣う。

昨日の昼食の事。

さっき朝食作ったばかりなのにすぐに昼食だ。

面倒だから手抜きにしようと思ってパスタにした。

早ゆでパスタを茹でて、ソースは缶詰のボンゴレソースを温めてかけるだけ。

アサリもたくさん入っていて、特にまずい訳でもない。

ただ、両親は洋食はどちらかというと好みではないのは知っている。だからボンゴレは食べないかもしれないと思ったので、一応小さめおにぎりと煮物と漬物を追加した。

しばらくすると、母が二人分のボンゴレをまとめて何やらキッチンでごそごそしている。ほぼ手を付けていない二人分のボンゴレが・・・

やはり食べなかったか・・・おにぎりはしっかり食べていた。

母はディスポーザーを使えないので、処分しようとするとそのままゴミ箱へ捨ててしまう。しかも生ごみ不燃ごみへ必ずと言っていいほど捨てるので、後の分別が大変な作業になる。

だから、もったいないと思いながらもディスポーザーへ。両親は残したものをとっておいても100%食べないから。

何を思ったか、母がテーブルに座って何やら待っている。

どうした?と聞くと

ごはんがどっかへ行っちゃった!・・・・

私も・・・言葉が出なかった。

その日の夕食は少し早めにして、好物のお刺身にした。

そして、二度と両親の食事にはボンゴレを出さないぞ!と心に誓った。